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■ 「夏バテ」の原因は?
身体には体温を一定に保とうとする働きがあります。
上昇した体温を下げるために大切な役割を担う汗は、湿度が高いと蒸発が妨げられ、体温調節などの自律神経の乱れが起こり、不調を引き起こします。それにより、食欲不振や消化機能の落ちこみ、また暑さによる睡眠不足が重なり慢性的に疲労がたまります。
これが「夏バテ」の原因と言われています。
■ 「夏バテ」を防ぐ生活習慣は?
- ①こまめに水分補給をする半日で500mlのペットボトル1本分を飲む。屋外では塩分の含まれたドリンクを。
- ②温度差や体の冷やし過ぎに注意する外気温との温度差やエアコンでの体の冷やし過ぎは自律神経の乱れにつながります。
- ③1日3食、栄養バランスを心がける特に、タンパク質、ビタミンB₁(豚肉、ウナギに多く含まれる)、アリシン(ビタミンB₁の吸収を高める。たまねぎやにんにく、ネギなどのニオイの成分に含まれる)、ビタミンCを含む食品を積極的に摂取。
■ 食欲低下で栄養不足の原因に!
猛暑の夏は食欲低下等により栄養不足になりやすくなります。夏バテを防ぐためには、食欲がなくても栄養バランスのよい食事をおいしく食べるようにすることが大切です。
特に夏に不足しがちなビタミンB₁、ビタミンC、ミネラル(カルシウム、カリウム、リン)、良質たんぱく質などの栄養素は重要です。
- ● ビタミンB₁疲労回復に役立ちます。(豚肉・たまご・玄米など)
- ● ビタミンCストレスの軽減に役立ちます。(ブロッコリー・じゃがいも・キウイ・グレープフルーツなど)
- ● 良質たんぱく質必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質(鶏のささみ、豚ヒレ、納豆・豆腐・たまごなど)