A まずは生活習慣を見直してみましょう
- ■ 快眠はまずは規則正しい生活から
体の中には体内時計があり、睡眠のタイミングを決めるだけではなく、前もってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えてくれます。
規則正しい生活こそが体内時計を整え、そこにプログラミングされている睡眠を円滑に行う秘訣です。平日・週末にかかわらず同じ時刻に起床・就床する習慣を身につけることが大事です。 - ■ 運動と快眠 習慣が大事 運動習慣がある人には不眠が少ないことがわかっています。 負担が少なく長続きするような有酸素運動(早足の散歩や軽いランニングなど)がおすすめです。夕方から夜(就寝の3時間くらい前)の運動が効果的です。
- ■ 入浴と快眠 入浴の時間がポイント 入浴の睡眠への効果は加温効果にあります。就寝前に体温を一時的に上げてあげることがポイントです。就寝の2~3時間前の入浴が理想です。また半身浴(腹部までを湯船につけ、約40度のお湯で30分ほど汗をかく程度に入浴する)でも寝付きの効果が認められています。
- ■ 光浴と快眠 光で体内時計を整える
光の効果は体内時計を24時間に調節することにあります。
ヒトの体内時計の周期は24時間より長めにできているため、体内時計を毎日早めてあげないと、ずるずると生活が後にずれてしまいます。
朝の光には後にずれる時計を早める作用があります。起床直後の光が最も効果的なので、起きたらまずカーテンを開けて自然の光を部屋の中に取り込むとよいでしょう。昼間に明るい光を浴びることによって、夜に分泌されるメラトニンというホルモンが増えることも知られています。
夜の光には要注意です。朝の光と反対で夜の光は体内時計を遅らせる力があります。よく家庭で使われている白っぽい昼白色の蛍光灯は体内時計を遅らせる作用があるため、暖色系の蛍光灯が理想といえます。 - ■ その他の習慣について
コーヒー・緑茶・チョコレートなどカフェインが含まれる飲食物は覚醒作用があります。敏感な人は就寝の5~6時間前から控えた方よいでしょう。
就寝前の喫煙はニコチンが刺激剤として作用するので好ましくありません。アルコールは寝付きをよくしますが、明け方の睡眠を妨げるためあまり好ましくありません。
※出典 「厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット」
さらに、漢方で解決してみませんか?
眠れなくて疲れやすい方には酸棗仁湯(さんそうにんとう)がおすすめです。
酸棗仁湯(第2類医薬品) | |
【効能・効果 】
体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの次の諸症:不眠症、神経症 |