■「五月病」とは?
進学、就職、転職、異動、転勤など、社会生活での環境が大きく変わる春。
期待や不安が入り交じり緊張が続き、ゴールデンウィークでその緊張が緩み、「だるい」「やる気が出ない」「物事を悲観的に考える」という気分の落ち込みは一般的に「五月病」と言われます。
■ 五月病を引き起こすメカニズム
五月病と呼ばれる主な不調は、だるさや倦怠感です。原因の一つは、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスの崩れです。
からだを活発に動かす時に働く交感神経と、からだを休める時に働く副交感神経は、互いにバランスを取りながらからだの状態を調節しています。
しかし、環境の変化などが原因でストレスがかかると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、だるさ・倦怠感、不眠、疲れが残る、イライラしやすい、不安になるなどの不調が現れることがあります。
■ 五月病の原因
- ● 環境の変化(進学や就職、転職、転勤や異動など)
- ● 新しい人間関係(周囲になじめない、新しい人間関係をうまく築けないなど)
- ● 理想と現実のギャップ(新しい環境が想像していたものと違うという現実に直面)
■ 五月病の対策は なんとなくだるい、やる気が出ないなど「五月病かな?」と思った時、軽い不調の場合は下記を心がけてみましょう
- ● 睡眠の質を上げ、しっかり休養する
- ● 深呼吸などのリラックス法を取り入れる
- ● バランスのとれた食生活を意識する
メンタルヘルス不調の予防には、ビタミン、ミネラル、タンパク質、DHA・EPAの摂取が重要といわれています。 - ● ウォーキングなど継続できる運動を取り入れる
- ● 人と話す・相談する
仲の良い友人とのおしゃべり等は、セロトニンの分泌を増やし心のバランスを整えます。