■「冬季うつ」、ご存じでしょうか?
秋の終わりから冬にかけて悲しく憂うつな気分になり、以前は楽しみだった活動にも興味が持てず、疲労感、無力感や罪悪感にかられるような季節性の抑うつ気分が、「冬季うつ(ウインター・ブルー)」と言われます。女性に比較的多いとされています。
主な症状としては、
- ・気分が落ちこむ
- ・何かをしようとしてもなかなかやる気が出ない
- ・いつもは楽しめることでも楽しめない
- ・気分がイライラしてしまう
- ・カラダがだるく、倦怠感がある
冬季うつの特徴は、「過食」「過眠」「体重増加」で、食欲不振や不眠などの一般的なうつとの違いがあります。
■ セロトニンの分泌量の低下が主な原因
気分を高め、不安を減らし、集中力を上げる働きをしている神経伝達物質がセロトニンです。
セロトニンは、十分に分泌されると精神的な安定が得られるので、「幸せホルモン」とも呼ばれています。
セロトニンの分泌量は冬になると少なくなります。季節変動性があり、夏に一番多く、次に春に多く分泌されます。それが秋にはガクッと少なくなり、冬は1年で最も少なくなります。
■ じぶんでできる!対策法
- ● 朝の散歩で日光を浴びセロトニンを合成する
- ● ウォーキングなど有酸素運動を積極的に行う
- ● 体内時計が乱れないように規則正しい生活をおくる
- ● 肉類・魚類・乳製品・大豆製品などの食材を摂る