A こんな不調が出たら、それは冷えのサインかも?!
■「冷え」はなぜ起こるのでしょうか?
「冷え」が起こるメカニズムでポイントとなるのが自律神経との関係です。自律神経は体温調節に関わる部分だからです。
カラダは発汗や毛穴の開閉、エネルギー代謝、筋肉の動きなどにより寒い時には熱を産生し、暑い時には熱を放出しています。
こうした一連の働きによって体温を一定に保つことが可能になります。この熱の調節を行っているのが交感神経と副交感神経からなる自律神経です。
ですから、なんらかの理由で自律神経が乱れ、体温調節が行われにくくなると、冷えの症状が起こってきます。
■ カラダの気血水バランスを整えて、冬の冷え対策
漢方には「気・血・水(き・けつ・すい)」という考え方があり、「冷え」の原因はこれらの異常によって起こると考えられます。
具体的には、気が不足している状態「気虚(ききょ)」、血が足りない状態「血虚(けっきょ)」、血が滞っている状態「瘀血(おけつ)」、水分が溜まっている状態「水毒(すいどく)」などがあります。
また、いくつかの状態が重なって冷えが現れたり、悪化したりしている場合も少なくありません。
今年の冬の冷え対策として、気血水のバランスを整えるために漢方を選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。