冬になると特に、カラダの“冷え”を感じる方も多いのではないでしょうか。
最近では老若男女問わず、体温の低い方が増えています。
「冷えは万病のもと」ともいわれ、不調の原因となり、注意が必要です。
■ 冷え症の症状は?
「手足が冷たい」「体が寒い」「しもやけができる」など、冷えの感じ方も人それぞれです。
大人の女性の約半数が冷え症ともいわれています。冷えは、肩こり、だるさ、むくみ、下痢、月経不順、不眠等の不調も招きます。
■ 冷えの原因とは?
原因として、貧血、低血圧、女性ホルモンの低下、自律神経失調症、甲状腺機能異常などが考えられます。
貧血、甲状腺機能異常などがある場合には、主に西洋医学的な薬剤を使って治療します。
■ 治療法としては漢方薬が有効です
西洋医学では病気ととらえにくい冷え症も、漢方では治療の対象です。冷えは放置すれば月経痛をはじめ、さまざまな症状につながると考え、冷えの解消を重視します。
治療には全身の気、血、水のバランス改善がポイントです。
そのため、その人の“証”や症状、それぞれに合わせた幅広い漢方薬が処方されます。